【雑学】　トマトのこと
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われるほど効能豊かな食物である。１個で１日に必要なビタミンCの３分の1が摂取できる。ビタミンCには抗酸化作用や抗ウイルス作用があり、病気の予防に有用。さらに、肌の大敵であるメラニンに成分やがんの発生を抑制する働きもあることも分かっている。また、体内の余分な塩分を排出して、血圧を下げるカリウムも多く含んでいる。動脈硬化や心疾患の予防にも効果的。トマトは完熟すると真っ赤になる。この赤い色素にリコピンにはがんを予防して進行をくい止める効果が期待できる。またトマトには、特有の強い酸味があり、この酸味成分の１つであるクエン酸には、乳酸などの疲労物質を取り除く働きがあり、肩こりや筋肉痛を軽減する。このようにトマトパワーは、疲労回復にも有効な食品である。
【新鮮トマトの見分け方】
全体の色が均一で、赤が濃く、皮にハリがあり、ヘタやガクがピンとしているもの。
また、甘くてジューシーな物ほどずっしりと重みがある。